シンザン記念ミステリー
みなさんは「名馬」というとどの馬を思い浮かべるでしょう?
「世界のホースマンよ、見てくれ!これが日本近代競馬の結晶だ!」の名セリフとともに三冠馬となり、その後も世界を股にかけて戦ったディープインパクトでしょうか。
それとも、完全無欠の皇帝・シンボリルドルフでしょうか。
はたまた、並みいる牡馬の強豪を蹴散らした女傑にして名牝のウオッカでしょうか。
人それぞれ、その心の中に「名馬」の記憶は刻まれるものです。
古くはシンザン。
彼が三冠馬となったのは、今から45年以上昔のことでした。
シンザンはすでに死亡していますが、サラブレッドの長寿記録を樹立したほど長生きの馬であり、シンザンの功績をたたえて創設された京都のマイルGIII戦の「シンザン記念」は、シンザン生前の、元気いっぱいだったころ創設され、新春競馬の定番となったレースです。
ところが、伝説の名馬の名をあしらったレースにも、シンザンにとっては決してありがたくないジンクスが存在します。
ここで、試みにみなさんに質問します。
シンザン記念を優勝した名馬を3頭挙げてください――
さて、回答に困ってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
シンザン記念を優勝したタニノギムレットはダービー馬になりウオッカの父となったわけですから、これは紛れもない名馬でしょう。
しかし、他はとなると、回答に苦しんでしまいます。
そうなのです。
シンザン記念を勝ってしまうと、その後出世を阻まれてしまうというジンクスがあるのです。
そして、ここからがおもしろいのですが、シンザン記念にまつわるジンクスは、これだけにとどまらないのです。
シンザン記念を制し、その後GI馬になったのは、長い長いレースの歴史の中で都合3頭。
最初が後の天皇賞馬・エリモジョージ、次が安田記念を制したキレ者・フレッシュボイス、そしてダービー馬にしてウオッカの父であるタニノギムレットです。
時代も違い、タイプも違うこの3頭の間には一見、何ら相関関係が存在しないように思いますが、さにあらず。
実はこの3頭、「すべて11年周期で現れている」という不思議なジンクスが存在しているのです。
ということで、競馬ファンのみなさん、タニノギムレットがシンザン記念を勝ったのが2002年ですから、2013年のシンザン記念はにわかに「注目の出世レース」ということになるのは言うまでもないでしょうが、果たして・・・
2011年4月16日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:シンザン記念